20. トイレットペーパーの香りはどのようにして付けているのですか？

トイレットペーパーには、香り付きのものがあります。フローラルの香りといった、花の香りの付いたものが多いですが、近年ではフルーツの香り付きもあり、その種類も多彩になってきています。
その香り成分（香料）は、ペーパーに直接吹き付けているのではなく、芯に塗布されています。お使いになる際にペーパーからほのかな香りがすることがありますが、これは芯に付けられた香料が移ったものです。
トイレットペーパーなど日用雑貨製品の香料は、世界市場で流通している約500種類の「合成香料（石油化学工業やパルプ工業などから入手できる化合物から作られます）」という液体から、表現したい香りに合わせて多数調合することで作られます。もちろん、トイレットペーパーはお肌に触れる商品ですので、人体に影響の出ない香料を使用しています。